不自由展再開 河村市長が座り込み「不自由展でなく不愉快展」
2019年 10月 08日
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が8日に再開されたことを受け、名古屋市の河村たかし市長は同日午後、同展の会場がある愛知芸術文化センター前の広場で抗議の座り込みを行った。河村氏は芸術祭の実行委員会の会長代行だが、再開についての協議はなかったといい、「(再開決定は)無効だ」と批判している。
河村氏はこの日、約30人の支持者らと抗議活動を実施。座り込みで約10分間、「県は公金の不正使用を認めるな」「知事は名古屋市民の声を聞け」などとシュプレヒコールを上げた。
マイクを握った河村氏は、とくに昭和天皇の肖像を燃やすような動画について問題視し、「愛知県や名古屋市が(事実上)主催しているところで展示すれば、(その内容を)県や市が認めたことになる」と指摘。「表現の自由の名を借り、世論をハイジャックする暴力だ」などと再開に強く抗議した。
会場前の広場には、同展に反対するプラカードを掲げた人たちの姿も見られた。名古屋市の無職男性(82)は「天皇を公然と侮辱するようなものを芸術と呼べるのか。不自由展ではなく不愉快展。市民として黙っていられない」と憤る。
一方、広場周辺では抗議活動などに批判的な声も聞かれた。岐阜市から訪れた会社員男性(44)は「トリエンナーレには何回か来ているが、こうした問題で混乱するのは残念。アートが置いてけぼりになっているような気がする」と話していた。
産経新聞デジタル版
不愉快である。昭和の御代にご苦労された亡き昭和天皇陛下を燃やして踏みつける動画が芸術なのか驚きである。日本の左翼は成熟した日本の民主主義に甘えている。香港やウィグルのことを考えるべき。