「祖国なき最大の民」クルド人 大国の思惑に翻弄
2019年 10月 17日
中東におけるクルド人の独立や自治をめぐる問題は第一次世界大戦の戦後処理に端を発し、歴史や規模の面でイスラエルとパレスチナの問題を上回る。トルコ、イラン、イラク、シリア、アルメニアの5カ国にまたがる地域に居住しているが、どの国でも少数派で、民族主義の高まりを警戒する各国政府が弾圧してきた。大国も支援と冷遇を繰り返し、1世紀にわたり「政争の具」として翻弄されてきたのが実情だ。(カイロ 佐藤貴生)
■大国の裏切り
トルコが9日、隣国シリア北部のクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)に攻撃を始めたのは、トランプ米政権による軍の撤収表明が発端だ。産経新聞
トランプ米大統領は、シリア民主軍のクルド人を裏切った。米国が日本のために核兵器で報復するというのは願望でしかない。日本は核武装を含めて検討すべき時代である。「天は自ら助くる者を助く」のである。
by watanabeatushi
| 2019-10-17 19:37
| 中東